TECHART見学。
エアロ、ピット、内装まで独自の工場を持つTECHARTのショールーム&ファクトリー。
ミーティングが長引き、時間が遅くなってしまい、スタッフが帰った後の工場を見学しました。
車の細部まで目を配り、トータルのチューニングを提供する工場は清潔感もあり、PORSCHEチューンでは敵無し
と言えるだけの立派な会社でした。担当スタッフの気持ち良い対応、何より自慢げに胸を張り技術やポリシーを熱く語る熱意。試乗や案内をしてくれる姿勢に感動しました。
これが心地良くて買ってしまうオーナーも多いだろうと、勉強になりました。ショールームにある車のどれもが最高に仕上がっていて、輝いて見えました。
仮に自分がBONDのスタッフじゃなくておススメのPORSCHEチューナーは?と聞かれたら、迷わずTECHARTと答えると思います。

TECHARTの倉庫を見学させてもらいました。各パーツが非常にきれいにかつ整然と保管されています。TECHARTの商品は、 細かいショートパーツまできちんと入っていますが、出荷前に、倉庫スタッフが出荷リストを元に1個ずつ数えて袋詰めし、再度別のスタッフがダブルチェックします。
TECHARTから入ってくる商品で何かが足りないという事はまず考えにくいですね。されているかなどは考えないですからね。

ちょうど訪問した時には、日本行きの991用のFORMULAVが用意されており、991のエアロもこれから梱包というところでした。
もしかしたら、帰りのボクの飛行機と一緒に飛んでいたのかもしれません。

ここが内装のステッチや革の貼り換えを行う部屋です。ミシンも4台あり、常時4人の内装職人がフル稼働しているようです。それでも時間が足りないとの事で、 TECHARTでは裁縫職人をあと数名は補強したいとの事です。
既に弊社でも輸入をした3台のカイエンターボと2台の991カレラSカブリオレも取りです。全てここでステッチと革作業が行われています。
改めてコンプリートカーを見ると、ここで作業をしていたのかと感慨深くなります。

これは991のシートで、これから革の張替の為に、一度純正のレザーを全て剥がされます。TECHARTは元々内装作業から始まった会社ですから、内装作業に対する姿勢は半端ないです。 良いものを作る為には、労を厭わない感じです。皆さまも弊社ショールームにお越しいただく際には、コンプリートカーの内装をよくご覧になってください。純正オプションのようにしか思えません。

日本でよくあるシートカバーは論外ですが、日本で張り替えるレザーとも全くクォリティが違うのです。それはやはり1987年から続けている内装作業の経験とノウハウが根本的に違いますし、レザー作業に使用する設備も全く違うのです。

そういった意味では内装まで仕上げれられたコンプリートカーは非常に価値のあるものだと思いますし、人との違いを求める方には是非ご検討いただきたい選択肢です。

各店舗には実際にドイツでTECHART社を視察しているスタッフがいるので お気軽にお尋ねください。

こちらはフロントシートのバックレストです。実はこのバックレストパネルを塗装するにも、シート本体を全バラシにしなければなりません。
今回の訪問でその作業を拝見させてもらっていたので、分解もスムーズでしたし、その分各店舗にもボンドボディでバックレストパネルペイントを出来るよと案内をしておくと、
東京店(2012年11月2日ブログより)から作業依頼をもらいました。
かなり大きいので、色替えすることで、内装の雰囲気が大幅に変わります。
特にカブリオレには絶対オススメのメニューです。

え〜と、クラシックカーのステアリングですか??

違います。

ステアリング加工をする際は基本的に、ただ単にレザーを張り替えるのではなく中身の具を全て除去してしまうのです。

そして写真の真ん中にある型に剥き出しのステアリングを入れてステリング専用の樹脂を流し込んで、ステアリングを再形成するのです。
奥に掛かっているのが、作業待ち・作業途中のステアリングです。
TECHARTでは常時20本近くのステアリングが作られています。

こちらが型から抜いた状態のステアリングです。オリジナルの形状に生まれ変わって、これからレザーを巻いてステッチを入れるのです。
このステアリングはオールレザーにセンターラインを入れます。レザーのセンターラインを入れる為、しっかりと溝が切られています。
トップの部分をウッドやカーボンにする場合は、この部分には樹脂は流し込まれません。
ウッドやカーボンの場合ですと、単純に1行程多くなります。
その為に、作業期間が長くなります。
20本近くの順番待ちや作業の時間を考慮するとどうしても納期に3〜4週間掛かってしまうのが実情で、ご理解いただけるとありがたいです。

内装のレザー張替まではちょっと...と思う方でもステアリングだけを変えるだけでかなり雰囲気が変わりますよ。
でもコンプリートはちょっと...純正のレザーはそのままキープしたい...という方には、ステアリングとパネルペイントだけでもガラっとイメチェンできるのでオススメします。 パネルペイントはボンドボディがきちんと仕上げますので、BONDBODYにお問い合わせをいただくか、各店舗のフロント及び営業にお気軽にお問い合わせください。

 

奥に掛かっているのが、張替用のレザーです。レザー各色は当然ですが、アルカンタラも、ランボルギーニ純正(どうやって仕入れたの...?)もありました。
TECHARTの究極のレザープログラムがスイスのde Sedeという高級インテリアメーカーとのコラボレーションインテリアです。
http://www.desede.ch/en/
こちらはde Sedeのインテリア職人が全て作業を行うようで、958カイエンの内装を全てde Sedeレザーにした場合の価格がおよそ800万円〜・・・
〜・・・ってどういう事ですか?意外とドイツ国内でオーダーが多いようです...それとロシア・中東...恐るべし...宝くじとか競馬当たらないかなぁ...
まぁ当たっても真っ先に住宅ローン行きですが(泣)

こちらの虫がよってくるカイエンターボはエアロキット1とシンプルな佇まいですが・・・。
T2キットが入った快速SUVです。TECHARTでは無茶なパワーアップは行いません。あくまでもSUV本来の快適性を損なわない範囲でベストなパフォーマンスを追求します。SUVで800、1000馬力必要ですか?
日本では悲しいことにそんなパフォーマンスを使い切る場面はそうありません。T2キットはエキゾーストマニホールド・フラー・インテーク・タービン・サブコン等をインストールして、ノーマル比160ps/180Nmアップの660ps/880Nmになります。

乗ってみたかった...

 

 

 

 

新型981ボクスターもFORMULAVを装着しています。今度のボクスターは21inchまで装着OKです。
http://www.techart-tuning.jp/model/981boxster/
パーツも在庫は持っていますので、いつでも取付OKです。
お待ちしております。

 

 

 

 

 

 

 

絵になりますね?

良い感じだったので、TECHARTのスタッフとレストランにお願いして何カットか写真を撮影させてもらいました。
日本では白や黒が鉄板カラーですが、こういった落ち着いたグレーも良いですよね。

広大な草原

旨し〜!!

ドイツに来てから肉しか食べていません。幸せです。

958CayenneTECHARTコンプリート試乗中、速すぎるぅぅぅ!!!

と書いてもなかなか伝わりませんよね・・・
試乗した時のインプレッションです。でも評論家のように懇切丁寧に堅苦しい表現はできません...
踏み出すと...
ん?ノーマルとあんまり変わんなくない??
冨: ノー チェンジ?ノーマル?ノーマル??
テ: ぐふふ
冨:ダ、ダンケ?
テ: ヒア、ヒア。グフフ
冨: オー、イエス!ポチっと!!

シフト廻りのSportボタンを押して、赤いLEDが点灯。

あえて一旦止まって。よ〜い、ドン!

冨: うひょ〜〜〜〜!
テ: グフフ、グッド?グ〜?
冨: オウ、イエッス!高○クリニック!!

2トンオーバーのカイエンがホイールスピンします...(TECHARTの輸出部長がESPをOFFにしてやがりました...何考えてんだ、このオッサン...)

明らかにエンジンの吹けが良くなっているんです。
特に2000rpm〜4000rpmのあたりの針の動きがビンビンなんです。
アクセルを抜いて、再度踏み込むとギュイ〜〜〜ンと針があがってく、あがってく。
パドルシフトで運転すると、チョ〜〜〜〜〜、気持ちいい!(北島○介風)。

普通の車なら対向車とのすれ違いも全然気にならないのですが、マグナムなので、しかも路肩も何もない田舎道を560ps仕様のカイエンターボを全開です。
一瞬のミスで2000万オーバーの車を畑の中に突っ込むことになるくらいです。
そんな道なので、3速全開から4速にシフトアップするときのあの緊張感・・・4速に入れて踏み込んだ時に、カーブね...そりゃ、おケツの割れ目に汁たっぷりですよ...
そんな道で160q/hも出せば、変な汁出てきますよ。
アクセルを踏み込んだ時に体がシートに押し込まれる感じ。
良いですね。アクセルを踏むとエンジンが素直に回ってくれる感じです。
最高速を求めるのではなく、一番ノーマルでイライラするレンジをきちんと補正してくれているT1キットです。
SUVでも「グフフ」とニヤけるオススメのエンジンチューニングです。

帰国後に弊社各店舗でこのテックトロニックというT1キット(サブコン)を即日取付できる体制を整えましたので、事前にご予約いただければ、その日のうちに乗って帰っていただく事が可能になりました。

ただ1点、テックトロニックを装着して気になったのが、「ブレーキ効かなくねぇ!?」って事でした。2トンオーバーのカイエンで150q/hから40〜50q/hまで急なスローダウンする機会なんて、そうないんで気にしなくていいんですが。もし、ブレーキ効かないの?と心配になられた方は、各店舗までお気軽にご相談ください。
TECHARTでないにしろ、何か利きの良いブレーキパッドやローター等をご提案させていただきます。

ボク個人的には、テックトロニックと一緒にパドルシフトも一緒に装着したいですね♪
SUVでも楽しめる!と思っていただけるオススメのエンジンチューニングです。

 

それでは出発!
それでは出発!
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